3月23日(月)、下京区にある京都青果センター京果会館で、京都府JICAボランティア応援団主催「帰国者交流会」が開催されました。帰国隊員や関係者、応援団メンバーなど40名が参加し、海外での活動を終えて帰国した隊員の経験を共有するとともに、参加者同士の交流を深める機会となりました。
冒頭、京都府JICAボランティア応援団 会長 平井より開会の挨拶がありました。応援団が設立から10年以上にわたり活動を続けてきたことに触れ、多くの方々の支援によって活動が支えられてきたことへの感謝を述べました。また、新型コロナウイルスの影響で海外活動が制限された時期を乗り越え、現在は再び世界各地で隊員が活躍していることへの喜びを語りました。さらに、JICA海外協力隊が発足60周年を迎えたことにも触れ、海外で活動する協力隊員の存在が日本と世界をつなぐ大切な役割を担っていると述べました。
続いて来賓あいさつとして、京都府議会議員の小鍛冶様よりお言葉をいただきました。小鍛冶議員はご自身も青年海外協力隊としてアフリカ・ギニアで活動された経験を紹介し、海外での経験が現在の活動にも大きな影響を与えていると語られました。また、SNSや動画など新しい情報発信の手段を活用し、協力隊の活動や経験を多くの人に伝えていくことの重要性についても触れられました。
続いて京都府健康福祉部長の井原様よりご挨拶をいただきました。井原部長は、JICA海外協力隊が長年にわたり世界各国で活動してきたことを紹介し、京都からも多くの隊員が海外で活躍してきたことに触れました。帰国隊員が海外で得た経験や知識を京都や日本の地域社会に活かしていくことへの期待を述べられました。
また、JICA関西所長の広沢様からもご挨拶をいただき、帰国隊員の交流の機会を設けてきた応援団の活動への感謝とともに、海外協力隊としての経験が日本の地域課題の解決にも活かされている事例について紹介されました。JICA海外協力隊はこれまで約5万8千人以上が世界各地で活動しており、その経験が社会に還元されることの重要性について述べられました。
帰国隊員による報告
最初に、永井志保さんから活動の紹介がありました。
永井さんはパラオで教育分野の活動に携わり、主に算数教育の支援に取り組まれました。現地では子どもたちが算数を「楽しい」と感じながら学べる授業づくりを大切にし、先生方の授業を参観しながら意見交換を行ったり、教員向けの研修を実施したりするなど、現地の先生方と協力しながら授業改善に取り組んできたとのことです。日本の授業方法を一方的に伝えるのではなく、先生方の悩みや課題を聞きながら一緒に解決策を考えることを大切にし、子どもたちの理解を深めるための教材づくりや、体験的な学習の工夫などにも取り組んだことが紹介されました。
続いて、森栄梨子さん(自然塾寺子屋 事務局長/2010年4次隊員・ホンジュラス・村落開発普及員)からお話がありました。
森さんは2010年に青年海外協力隊としてホンジュラスに派遣され、村落開発の分野で地域住民とともに活動しました。途上国の役に立ちたいという思いで現地に向かったものの、実際には自分自身が多くのことを学ばせてもらったと振り返り、現地の人々との関わりを通して価値観や物事の捉え方が大きく変わった経験について語られました。現在は群馬県神流町にある「自然塾寺子屋」で事務局長として、自然体験や地域資源を活かした教育活動に取り組んでおり、協力隊での経験が現在の地域づくりや人材育成の活動にもつながっていることが紹介されました。
交流会では、帰国隊員の皆さまを囲みながら皆さまが活発にお話を交わされているのが印象的でした。
他、受付時間を利用しウェルカム呈茶体験を実施しました。コロナ禍の影響で派遣前表敬の際に茶道体験会を実施できなかった隊員の皆さんにお茶のおもてなしをすることができました。





















