2月12日(水)下京区にある京都青果センター京果会館で、京都府JICAボランティア応援団主催「帰国者交流会」が開催されました。応援団、帰国隊員、JICA長期研修員の他、NPO法人京都海外協力協会の皆様にもご参加いただき総勢約40名で交流を深めました。
冒頭 開会のあいさつで平井会長は2024年度の活動で京都府からも多くの隊員が各国派遣されている点や、JICA京都府ボランティア応援団で2024年9月に実施した「JICA駒ケ根訓練所」へ視察に行ってきて、訓練生がどのような研修を受けているのかなどを学んだということについて触れました。
ご来賓挨拶として京都府健康福祉部から井原部長からお言葉を頂きました。半世紀以上にわたって京都府からは多くの隊員の方が活動をしてきた点に触れたうえで、京都府で多く日本人と海外の方が交流を行っているところにJICA関西が貢献していることへの感謝の言葉を述べられました。
次にJICA関西センター市民参加協力課 課長 大井様からご挨拶を頂きました。
1965年に発足したJICA海外協力隊が今年、還暦を迎える年になったことについて触れ、現在の隊員がコロナ禍前の数字に近い方々が派遣されている点や帰国した隊員が帰国後、何をしているのか?というのが気になる応援団関係者が多くいるということについて、その点を理解してもらえるプレゼンをこの会で発表するということなどをお話されました。
ご挨拶後、帰国隊員5名の参加者が自己紹介を行いました。モザンビークやブータン、エクアドルで活動をしてきた3名が活動内容についてお話をされ、そのうち東ティモールで体育の分野で活動された大坂 嘉奈子さんと、ドミニカ共和国で作業療法士として活動をしてきた小島 彩加さんからは現地での活動の様子や帰国してからの活動状況の報告をプレゼンしていただきました。
また、インドでラグビーを教えてきた同志社大学ラグビー部の隊員も参加をされ、活動報告をしました。
長期研修員として京都で活動をしている留学生5名も自己紹介と活動内容についてお話をされました。
懇親会では、応援団や帰国隊員・長期研修員の皆さんによる交流が和やかにおこなわれました。応援団の皆さんに対して帰国隊員がそれぞれの国で活動してきた経験や、苦しかったことなどをお話される方や、長期研修員の方が日本で今後やりたいことなどを応援団に相談される様子など、いろいろな風景が見られていたのが印象的でした。
他、受付時間を利用しウェルカム呈茶体験を実施しました。JICA長期研修員を中心に普段、触れることの無い茶道を体験していただける機会となりました。