京都府JICAボランティア応援団駒ケ根研修所見学会
9月16日(月・祝)~17日、京都府JICAボランティア応援団(平井会長、福井副会長、竹内専務理事、並川事務局長、金田)と京都海外協力協会(KOCA)、JICA関西センターの総勢13名の訪問団で長野県駒ケ根市にある「駒ケ根青年海外協力隊訓練所」へ視察研修を行いました。
駒ヶ根訓練所は1979年5月に開所。敷地面積は東京ドームの約1.3倍、約6万haの大きさでこれまで約22000人の隊員を派遣国へ送り出しました。
到着後、JICAの木村卓三郎所長より訓練所に関する概要を説明いただき、訓練生の現状や駒ケ根地域とのかかわりなどについてご説明いただきました。
京都府から出発する隊員は長野県の駒ヶ根訓練所、福島県の二本松訓練所に分かれ73日間訓練生活を行います。
現在、駒ヶ根訓練所では183名の隊員が訓練を行っていますが、そのうち女性は118名。年代構成は半分が20代ですが60代の方も11名とのことでした。
駒ヶ根訓練所では5~6名の少人数クラスに分かれ英語、スペイン語、ロシア語、ヒンズー語、フランス語、キルギス語、ポルトガル語、ベンガル語、タミル語、ウズベク語、ネパール語など最大13言語を学ぶことが出来ます。
月曜日~金曜日まで朝8時半からの朝礼に始まり7限の終わる17時までみっちりと授業を受けます。隊員は土日や授業終わりで、スポーツや文化、レクリエーションなど自主講座を開催し、訓練期間で多くを学ぶ意欲が感じられました。
夜には京都府ゆかりの駒ケ根訓練所訓練生(2024年度2次隊)および駒ケ根協力隊を育てる会の皆さまと交流会を実施しました。
交流会では、平井会長より京都府JICAボランティア応援団が誕生した経緯や表敬訪問時に渡す京都セット、お茶会や帰国者交流会などの活動を紹介しました。
駒ケ根協力隊を育てる会の池崎会長より、駒ケ根市への歓迎の言葉とともに池崎会長が駒ケ根市協力隊を育てる会誕生の経緯ともに、会の発足に携わった出席者をご紹介いただきました。
会が進むにつれて、訪問団へ訓練生が今後京都ゆかりのメンバーとして各国へ飛び立つ経緯や決意などをお話し、笑顔があふれ大盛り上がりの会となりました。
今回の訪問を通じて訪問団からは「訓練所での生活を全く知らなかった。訓練生がどのように準備し、世界へ飛び立つのか知ることが出来て良かった」。「我々が見て感じたことを他の会員へしっかり伝えていくことが大事」。「隊員が帰国した時にその経験を活かせるよう我々の役割を改めて考えていきたい」など様々な意見が出ました。。
今回の訪問は、改めて京都府JICAボランティア応援団の活動がより派遣される方々へのサポートにつながるよう考えるきっかけとなる有意義なものとなりました。