こんにちは。
2018年度1次隊 モロッコに日本語教育職種で活動しております北井万貴といいます。
モロッコは北アフリカに位置し、アフリカ・中東・ヨーロッパの文化が入りまじり、それらがモロッコ独自の文化を創り出していると感じています。
私は首都ラバトにある国立大学モハメッド５世大学で日本語を教えています。学生数は約２００名、学生たちはみな真面目でとても熱心です。そんな彼らのおかげで毎日楽しく過ごしております。
やまなか雅陶さまのお抹茶碗と茶筅 福寿園さんのお抹茶
授業はもちろん、日本関連のイベント等度々使用させていただいています。お作法は異なりますが、モロッコにもお茶の文化があるので彼らにとって親しみやすい日本文化だと思います。特に、日本語を勉強しているモロッコ人は抹茶が大好きなので、我が家に友人や学生が来た時は毎回お抹茶を楽しみます。その際は、福寿園さんのお抹茶をいただき、日本へ思いをはせながら、ほっこりさせていただいています。 （日本のスフレパンケーキ（学生のリクエスト）とともに）
京都 大石天狗堂さまの双六・福笑いセット
お正月の授業では福笑いをしました。「ちょっと変な顔になってもいいんだよ。」とアドバイスしましたが、皆完璧なおかめさんを作ろうと真剣そのもの。日本語の学生は真面目な人が多いので、性格が表れるなぁと微笑ましく思いながら見守りました。来年のお正月でももちろん使わせていただく予定です。
半兵衛麩さまのおだしと京麩のセット
先日、私の友人があるTVの企画でだし巻き卵を学びに日本へ行きました。そのオーディションのために我が家で「出汁」の勉強会をし、その際に使用させていただきました。彼女にとって生まれて初めての出汁で、その深さと繊細さに驚いていました。その後、友人は見事オーディションを通過し、念願の日本へ行くことができ私にとってもとても嬉しい出来事でした。
京都府JICAボランティア応援団の皆様へ
出国の際は京都セットをいただき、ありがとうございました。改めて御礼申し上げます。今回はご紹介できませんでしたが、澤井醤油本店さまのお醤油、くろちくさまの風呂敷、京都・ゴマ専門店ふかほりさまのごまふりかけなどなど、本当によく使わせてもらっています。
他県ではこのようなセットをいただいていないということを耳にし、京都府JICAボランティア応援団さんのお気遣いに感謝しつつ、改めて京都に生まれてよかったと感じております。私の学生たちにとっても京都は憧れの場所のようで、京都の話をすると皆興味津々で嬉しい限りです。任期は残り半年となりましたが、微力ながらモロッコのためになるよう日々過ごしていこうと思っております。