こんにちは。2018年度1次隊 小学校教育の職種で、パラグアイに派遣されている梅田紗希と申します。公立の小学校で算数教育の改善のために活動しています。パラグアイに来て1年半が経ちました。生活にもすっかり慣れましたが、どうしても恋しくなる故郷の味、文化、そんな度に京都セットに癒されてきたなぁと実感しています。ステキな贈りものを本当にありがとうございます。さて、京都セットの活用方法を一部ではありますが、ご紹介させていただきます。
御抹茶・御抹茶碗・抹茶筅 〜 一口羊羹と共に
パラグアイ隊員はパラグアイに着き、2週間の現地適応訓練が始まります。語学学校に通い、スペイン語・グアラニー語そしてパラグアイの文化を学びます。その中で私たちも日本文化を紹介する時間がありました。ここで現地の先生方に御抹茶をふるまいました。私たちも御抹茶はだいぶ苦く感じるので、どんな反応かなと心配していましたが、甘味の羊羹と一緒に試してもらい、「美味しい!甘味と苦味がいい!」ととても喜んでもらえました。
ちりめん風呂敷
風呂敷は本当に多様な使い方があると思いますが、今回はパラグアイダンスを披露する時に同国隊員仲間が使ってくれました。11月の末にボランティア主催の、日本文化を紹介する祭りが行われました。その中で、日本文化を紹介するだけでなく、私たちが学んだパラグアイ文化も魅せたいという思いから、ストールを使って踊る「ダンサパラグアジャ」(パラグアイの伝統的なダンス)が披露されました。その時にこの風呂敷がストールの代わりとして使われました。パラグアイには現在4名以上の京都府出身の隊員がおり、全員京都セットを持参していました。パラグアイと日本の文化が混ざったとても良い瞬間でした。観ていた現地の方々も手拍子をしてくださったり、ビデオをとってくださったり、日本人による「ダンサパラグアジャ」を楽しんでくださっている様子でした。この日は、雨が降っていたにも関わらず100名前後の来場者があり、大成功で幕を閉じた祭りでした。